あなたは、通りすがりに困っている人を見たことがありますか？
「助けたい」と思いつつも、なぜかその場を通り過ぎてしまう……そんな経験はありませんか？
実は、それには心理学的な理由があるんです。今日は「傍観者実験」をもとに、人がなぜ「見て見ぬふり」をしてしまうのかを、冗談を交えつつ楽しく解説していきます！
傍観者効果って何？
「傍観者効果」という言葉を聞いたことがありますか？
これは、人が多く集まる場面で、誰かが助けを必要としているにもかかわらず、周囲の人々がその状況に気付いても何もしない現象のことを指します。
たとえば、駅のホームで誰かが転倒してしまったとしましょう。人がたくさんいるのに、なぜか誰も助けない。これが傍観者効果です。
有名な「傍観者実験」って？
1968年、心理学者ジョン・ダーリーとビブ・ラタネは、傍観者効果を検証するために実験を行いました。
実験内容はこんな感じ：
1. 被験者は、複数の部屋に分けられ、インターホンを通じて話し合います。
2. 途中で、誰かが「助けて！」と訴える音声が流れるよう設定します。
3. このとき、周囲にいる人数が多いほど、被験者が助けに行く率が低くなる、という結果が出たのです。
え、なんで？と思いますよね。この理由、実はとっても人間らしいんです。
人が「見て見ぬふり」をしてしまう理由
1. 責任の分散
「まあ、誰かがやるでしょ」と思ってしまう心理です。周囲に人が多いと、自分が動かなくても誰かが助けるだろうと考えがちです。
2. 状況の曖昧さ
助けが必要かどうかが明確でない場合、「これって本当に助けが必要？」と迷います。迷っているうちに行動が遅れてしまうのです。
3. 評価への不安
「助けに行って間違っていたらどうしよう……」という不安もあります。余計なことをして恥をかきたくない、と思う気持ちがストッパーになるのです。
冗談交じりに考えてみよう
想像してください。街で誰かが「助けて！」と叫んでいます。
Aさん：「いやいや、スーパーマンが来るまで待とう」
Bさん：「俺が助けるよりインスタで拡散した方がいいかも？」
こうして結局、誰も動かない。これが傍観者効果の怖いところ。でも、考え方を変えれば、行動できるチャンスでもあるんです！
私たちにできること
傍観者効果を克服するにはどうすればいいでしょうか？
1. 自分が動く
「誰かがやるだろう」と思わず、「自分が最初の一人になろう」と決意しましょう。
2. 明確に助けを求める
もし自分が助けを求める立場なら、「あなた！白いシャツの方！」と具体的に指名することで、相手に責任感を持たせることができます。
行動が未来を変える
私たちが少しの勇気を出して「助ける」行動をとるだけで、社会はもっと優しくなります。次に誰かが困っている場面に出会ったら、ぜひ行動を起こしてみてください。
さあ、あなたならどうする？
この記事を読んで「お、ちょっと勇気が湧いた！」と思ったら、ぜひ家族や友人にもこの話をシェアしてください。少しの行動が、大きな変化につながるかもしれません！
